2006年09月11日

川淵のこと

 川淵を辞めさせるデモなんだが、今一つ世間にインパクトをもたらしていないのが残念だ。あの千駄ヶ谷デモ後もロイター経由で腹の立つ発言を繰り返している模様。さっさと退いてくんないかな...
 代表戦においても、国立・新潟と2戦続けてヤメロ弾幕がスタンドに現れたものの、2〜3分で警備に回収される。惜しい。
 こうなったら、次の代表戦では、「広島名物ジェット風船」で空に飛ばしちゃえば?試合中、忘れた頃に弾幕がゆっくり降りてくるかもよ。
buchi2.GIF
(↑あんまり下手なもんでぼかしてごましてみました)

追記:
駒野先生、随分お疲れ気味でしたね。
なんか、また中野氏による、実はあのときコマノは××だった!シリーズ第?回でも出てくるんじゃないかと思う位調子よくなかったので、気になってしまって...


posted by matsu at 00:28| 東京 ☀| Comment(14) | TrackBack(5) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月29日

鹿島戦

 最終ラインで、相手の前線をおちょくるようにひらひらと左右にかわす森崎和幸をみて、不思議な懐かしみを抱くとともに、彼は見失いかけていた居場所を見出しつつあるのではないかと思わせてくれた、鹿島との試合。
 このところ気持ち悪いくらい関東の試合では結果を出すサンフだが、大宮戦の、勝って尚何日も虚脱感に心を占領され続けたあの試合と、FC東京戦・鹿島戦の堂々たる二戦との違い。ジェットコースターのように目まぐるしく変わる結果。頭は混乱しているが、気持ちは不思議と前向きだ。今のメンツが主導権を握ったときの高揚感がそうさせるのだろう。そこにあるのはしっかりとした技術だ。技術を持った奴らが、動いている。それにしても接触を厭わないような鬼プレスをしてこない相手には「サンフ、えらそ〜」と言いたくなるような、態度でかいぞ的余裕の玉回し。気持ちいい。うっとり。
 先の余裕の玉回しについては、ワイパー専門ボランチがいたり、ばか蹴り専門CBがいると成り立たないだろう。桑原さんは元気だろうか。ずっとサンフをみてきている者は皆そうであったと思うのだが、バックラインでDFが近場で追い込んで来るところでパス回しされるだけで心拍数180位まで上がってしまうようなハラハラ感。それが、少しずつ薄らいで来ているのだから不思議だ。正直小村に帰る場所は残されていないのかもしれない。例えば負けたり引き分けたりしても、お金が勿体無いと感じさせないことが興行における重要な要素なのだろうが、そういうシーンは小野時代とは比較にならない程増加している。
 しかし、自分の心拍数はまだ平常には戻っていない。地元で勝て。地元で最低5勝しろ。安心してフットボールを楽しませてくれ!ハンジェは横パスに細心の注意を!そして、バックスタンドで1/10程度の清水サポの声の方が音量が大きいという悲しい現実では(8/12、センターサークル延長線上で実際に耳にしてしまったこの事実は衝撃だった)、選手に勇気を与えることはできない。知恵を絞って声援を糧にして欲しい。
 そうそう。先日発売の紫熊倶楽部には、あの噂の黒幕、噂の「上層部」が遂に表舞台に登場。それ程迄にネタ的にも切羽詰まっていたチーム状況だったのだ!絶妙のタイミングでの登場だったといえよう。背後の妙な中肉のボディガード風情のグラサン男も恐らく計算ずくの演出だったのだろう。悔しいが、ツボに来た。

 冬眠から目が覚めた晩夏 関東某所より更新
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2005年10月02日

広島ユース 2−1 大分U-18

 はるばるやってまいりました、越谷。前日「明日、千葉の越谷ってところへ行くんだけど」と話を出したら「千葉じゃねえ、埼玉だ。いっしょにすんな」と埼玉や千葉双方の方にお叱りを受けたばかりの未知なる地だが、果たしてホテルニュー越谷以外に何かあるのかなあ、と思って出かけてみたものの、特に何もない街だった。注)ニュー越谷も実在しません。
 さて、ローカル路線バスの旅を経てやってきました、駐車場で地元人がフリマ中ののどかな「しらこばと運動公園」。なんだ、はるか遠方に埼玉スタジアムがドカンと要塞チックに構えているではないか。望める=周りはマジで何もない関東平野の中の関東平野って感じである。ちょっと清水義範、入ってる。

 試合開始。広島の布陣は多分こんな感じ。パンフはケチったので大分は知らない。

  平繁 中野 木原
    保手濱
  柏木  福本
遊佐 横竹 槙野 中山
     金山
 いつもの頑固な?布陣で開始。しばらく一進一退の様相だったが、例によって前線では平繁がゴリゴリ始め出す。実はこのサイトには掲載していないものの、春先の中国プリンスリーグvs国泰寺戦を観て、散々勝負ばかりしている姿を見ていた為、少しは進歩しているのか興味を持ってみることにした。そんなことを思うやいなや、10分、誰がやったかは見落としたのだが、自陣での不用意なバックパスからDFラインをぶち抜かれて1対1、なんと先制を許してしまう。今日の守備は不安だ..
 これで大分の意気上がり、しばらくサンフにとって劣勢、自陣にしばらく押し込まれた状態でいやらしいミドルを打たれたりしている。我慢我慢。槙野は長めのフィードの精度を改善して欲しい。そのうちにエリアが徐々に前に移り始める。と同時に平繁の前線での粘りっつうか、こねくりショーが始まる。フリーで受けると大抵1回2回と切り返してはシュートを狙いに行くのだが、相手とて実力のあるチーム。そう簡単に打たせてもらえず殆どDFにぶつけている。あ〜あ、春と全然変わってないなあとちょっとため息。あと、この時点で昨年一昨年との違いはなんだろうとぼんやり考えながら観ていたのだが、トラップ後の動作で相手にカットされたり囲まれたりするシーンが多い。技術というより受け方なのだろうか。それとも余裕のある場所を見つけるセンスだろうか。前線で守備を翻弄していたイメージとの違いはその辺だろうか。
 さて、優勢っぽいものの点の香りのしない時間が過ぎ、10月だというのに酷い暑さで観る方もきついなあ、と感じつつ24分。例によって平繁に渡りこねて切り返してDFにぶつけて幻滅させられたが、そのこぼれがいい感じにフリーの保手濱に。PAライン付近だったと思うが、シュートは豪快に右上に突き刺さり同点!1−1。平繁にマークの人数を裂いたことによる恩恵だったのかどうかはわからない。
 意気上がるサンフ、大攻勢。しかし、上がっていた中山が敵陣深いところでマイナスパスを送るも精度なく、一気にカウンターを食らう。事なきを得たものの、水を差すプレーとなってしまった。とはいえ、28分にはPA付近でFK(×)、31分福本ロングスローから混戦(×)等、流れはサンフだ。しかし、35分、平繁相変わらず、36分、平繁再び相変わらずといった感じで崩す雰囲気皆無。また37分には横竹のバックパス短くGKかろうじて外に蹴り出すという、本職外ポジションの弊害みたいなシーンも露呈。あの、唾をごくっと飲みながら「強い」とつぶやかせてくれた頃が懐かしい。ところで森山監督は彼をなぜDFとして起用しているのだ?まさかトップからこう育てろなんて支持はないよな。今のところ、これで飯食えるかというと微妙だ。そんな横竹、39分敵陣PA左からのファーへのFKを頭で合わせるシーン(枠外)等、セットでは前に入るシーンも。
 前半最後には木原・柏木の美しいパス交換で柏木独走かと思わせるも、大分の快足DFに追いつかれ、前半終了。

 後半メンバーチェンジなし。で、さっそくやば〜いシーン。敵CKから混戦、フリーの大分の選手から強烈なシュート。しかしバーにあたり真下に!ぐふぉっ!しかし幸運にもゴールラインを超えずクリア。これ入ってたらと思うとぞっとする。前半を観る限り、昨年までの「いつでも追い付ける」という前向きな気分にはなれなかっただろう。決定機のあまりの少なさ故に。さて、書き疲れてきたのでヤマト復路方式で簡単に書くことにする。
 7分。「平繁、重い」とのメモが残る。
 12分。保手濱→野田。右サイドに入れて布陣をいじるかと思ったが、そのままトップ下。
 13分。前半右中心で再三キレのある突破を見せていた木原、後半は左だが、パス交換で受けるや一気にペナ侵入。グラウンダーのクロスが柏木へ。これをダイレクトにシュートも、青空へ空砲。観客席の紫な人々、総崩れ。
 20分。平繁倒されるもノーファウル。監督に早く起きんかい!コラ〜とどやされている。まったくだ。
 23分。カウンターで独走かと思われる突破を大分に許すも横竹ナイスカット。グッド。
 28分。右サイドから中野だったかどうか記憶がないのだが、中盤で受ける。そこで溜める間に柏木の追い越し。スルー!DFライン突破。GKと柏木、どちらが先にボールに触るか、ドキドキ!ここで勝ったのは柏木ギリギリ先にボールタッチ=GKをあざ笑う方向転換。あとは楽勝シュート!勝ち越し!よく切り返したな。素晴らしいプレーだった。
 36分。CKが中野にうまく通ったが右足シュートは枠外。枠に蹴る余裕があったはずだが、残念。
 41分平繁→江本の交代。
 あとは大分の攻撃も繋がりなくタイムアップ。勝利。

 さて。う〜ん。
 多分、ほんのちょっと、なんだと思う。みんなやはりうまい。だけど、相手が予想することの逆を取るようなクレバーさ・選択肢とか、サイドで10m20m付かれても25mであきらめさせるような粘りとか、そういったシーンがもっとあってもいいと思う。あと例のゴリゴリコネコネだが、あれにしたってあれで終わるからしょぼいのであってそれで引き付ける凄さはあるのだが、それがその先2手、3手に繋がる中間的な手段として機能するとDFは本当に嫌だと思う。今日のはまあ、読まれますわな。
 それから、春のプリンス観戦時は左サイド・松田の力感を感じるプレイに可能性を感じたのだが(彼は前十字靭帯断裂リハビリ中)、そこに遊佐という設定も、今の時点では苦しいと感じた。今日だけみると彼はまだそこの人ではない。もっと攻撃参加すべきポジというか、サンフの4バックはそういう4バックな筈だ。

とはいえ、あと3試合でなんでもよいから、成長の手応えを観る側に感じさせてほしいものだ。

※時間や名前は誤りのある可能性がかなりあります。つうか、全然自信がございません。ご了承下さい。
posted by matsu at 22:14| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月16日

ガンバ戦など

 今のJ、各チームの戦力は、欧州の各リーグと比較しても、偏差が極めて少ないといえるだろう。まあ、日本人は訓練を受ければミスをあまりしない性向だからなのかな。ミスする選手しか使えなかった10年前と比べると、低年齢からの積み上げレベルが全く違うわけだから、こういう「ある意味質の高い」リーグとなっているのだろう。だから、前半からサンドバッグのような試合はあまり観ることはない。
 しかし、その一方的猛攻を受けてしまった試合が、ガンバ戦。予想外の2−0から、1点返された時点で、こりゃきっついのぉ、と不安に駆られた訳だが、予想以上だった。さんざんからかわれた挙句の4点目のシーンでは、久々に悔しさで涙腺が緩んでしまった程に。
 尤も、数ヶ月前ある人に、今のJで強いのどこ?と聞かれた際、そうだな、あえて挙げればガンバかな、あれは嵌まるとシャレにならん、と答えたこともあり、主導権を握られるとやばい、耐えてあきらめさせろ、と思っていただけに、未だに納得のいかない、時はすでに金曜日。
 川崎戦もそうだったが、失点シーン、小村の伸ばした足先をかすめるシーンがやたらと多いことが気になるのは僕だけだろうか。あまり、そのことに言及している人がいないのだが、実際、凄く気になっている。トータルで彼が若者の追随を許さないことはわかるが、彼がほぼフルタイムで出るような底上げの少なさが今の苦しい守りに影響はしていないか。36歳のベテラン、あまり経験のない通年ステージで、体力的に、あと数センチ、数十センチ足りない動きの質になっていることはないか。
 小野さんも、通年ステージの難しさに悩んでいるかもしれない。いくら惚れ惚れさせてくれるジニーニョの素敵な守備も、あくまで連動が前提だ。ここはやはり、若い奴等、今こそチャンスと目を血走らせて貰いたい。もうちょっと、夢、みさせてよ。

 さて、話変わって。毎年取り上げているユースだが、今年はまだ試合を観戦することができず、また過去2年の圧倒的戦力が夢の跡、のような結果にやきもきしている。でも、チームにとっても、森山さんにとっても、これは貴重な経験になるだろうし、してもらわないと。このままでは悔しすぎるだろう。選手よ、君らは、凄過ぎる君らに夢を託した同世代の人達の為にも、最後までトップに上がる希望を捨てずに行って欲しい。今は、それだけだ。



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2005年09月03日

時は流れる

 244試合。1シーズン25試合平均として、約10年だ。「元」我々の偉大なるスター、桑原ヒロヨシさんがゴールネットを揺らすまでにかかった期間である。ああ、できれば達成して欲しくなかったんだ。本当は。伝説が、消えた...
 このことは、1つの時代の終焉だ。サンフレッチェに加入して以降、常に中盤の掃除機として縦横無尽に動き続けた彼だが、幾ら頑張ったところで、チームの成績不振のはけ口の恰好の標的として、その目を覆いたくなるプレゼントパスの数々を揶揄され、常連として語られた夜の流川でのグラサン姿をサポに叱責され、ドロ臭いプレーとは真逆の微妙、否、ステキなオシャレ姿により、(ネタ系列としての)ローカルカリスマとして、同じ広島工業高校出身の新井さんと並び、多いにマニア専用の「広告塔」として利用され続けた彼だが、次々と加入してきた高いボール扱いの技術を持って新人達を何人も跳ね返し、ヤンセンやトムソンといった歴代の監督達に重宝され続けたのだ。サッカーは技術だけでは食えないのだ、ということを、多くのサッカー観戦素人達の心に刷り込んだのが、彼なのだ。
 そんな彼がレギュラーの座から陥落していったのが、あの2部時代である。サンパイオ、森崎和幸の双璧ボランチによる盤石体制により、その姿はベンチで見掛けるばかりとなってしまい、シーズン終了後、極一部のサポの悲しみを背に、ひっそりと去っていったのである。思えばこの頃からサンフレッチェのサッカーは小野監督のもと、再構築されていったのだ。久保という1点豪華主義的サッカーからの脱皮。総合力で勝つサッカーへの転換。まさにこれまでのサンフレッチェのサッカー史における、1つの分水嶺といっても過言ではない。しかし、その前期の中心を担った彼をここで改めて賞賛すべきであろう。この賞賛を言葉で表すならば、まさにその区切りを、サンフ黎明期の黄金メンバー時代を含め、「桑原以前」「桑原の時代」「桑原以後」と表現することとする。ここまで真面目に読んだあなた、ご苦労であった。
 
 彼のJ人生が完全燃焼するまで、こっそり見守ろう。

 追伸:久々にあの名スレを読み返したくなってきた。今焼肉といえば双子だが、当時は焼肉=皆本(県工出)だったのだ。


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2005年09月01日

気が付けば

 随分ご無沙汰しておりまして..

 そして、これを書いている時点で、4位。すばらしい結果です。1年前。2年前。3年前...
 ほんの、少し前。少し前なんですよね。希望よりも不安、絶望だったことが。でも、その頃から、少しずつ、少しずつ、チームは積み上げていったんですよね。色々な、基盤となるものを。
 勿論、試合内容をみていると、4位という実感はありません。でも、ここ、いえ、ここ以上に居続ける為には、やっぱり、少しずつ、少しずつ、重ねていくしかないのでしょう。10年、20年先を見続けて。

 さて、この1〜2年、ゴール裏にちょくちょく入るようになりました。というのも、ゴール裏の角度からみるサッカーの面白さも受け入れることができるように感じ始めたからです。でも、やっぱり襷の中に入ってみると、何か自分の中で壁を感じることがあります。
 難しいと思うこと。明らかにここは目を離しては行けない、と思うとき、歌を歌い続けることができないこと(止めることの罪悪感)。あと、時折監視されているような感覚になってしまうこと。フィールドに向けられているはずの全ての目線。のはずなのに、始終逆方向を注視している目がある。気になるんですよね。あ、今チェックされてんの、俺かなあって。

 そんなこんなで、暫くは席の位置に悩みます。随分、悩みのレベルが幸せになっています(笑)。
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2005年04月14日

懐かしき勝利の美味!

 現場で勝利を見たのは何時以来なんだ。
何人かの人と握手をしているうちに、日常生活で堆積されていた何かは全て吹っ飛んだ!
 さて、今日の勝利、4−1という結果は、数字だけみれば楽勝のようにみえるだろうが、そうではない。確かに今年ブラウン管を通してみてきた時間限定の攻勢は序盤から見られたものの、例によってガウボンの信じられない決定機損失など、スーツの上からマフラーを巻き付けて絶叫しながら応援する自らの醜態はさらに輪をかけて周囲の目をさらに冷たいものにしていただろう。さらには、期待に期待をかけた前田俊介までもが、1対1をはずしてしまうという、恐ろしき決定機損失症候群..しかし、これを打破したのは、その、我々の原石、前田俊介だった。前述のミスを帳消しにする、直後のCKをドンピシャヘッド!彼の特徴からすると意外な形のゴールだが、それも彼の嗅覚の成せた技なのかもしれない。
 この得点は、集団に勇気を与えたのだろうか。アウェイであることを感じさせない、相手陣での奮闘の連続。後半開始は、「1試合に1度かならず観ることのできる、前田俊介のDFを引き摺りながらPA侵入劇」で始まる。その後の攻勢の中、「俺たちの」カズ、森崎和幸の「左足」ゴール。あまりに綺麗に決まったので、現場では「DFに当たったんだろう」と推測していたのだが、TVで再確認したところ、そんなことはない、実に美しいミドルだった。ごめん、カズ。
 そのカズの「MIP」プレイが炸裂する。中盤やや敵陣より、相手の斜め前のパスを、まさに「読み勝ち」ともいうべき彼の猛ダッシュによるパスカット。普通はそれだけでも、「グッジョブ」と叫ぶ程のプレイなのだが、そのまま彼はドリブルで突進する。泡を食った1969の選手達、懸命に止めようとするも、もう遅いよ、とばかりフリーのガウボンへ。ここで受けたガウ、もたつく。厳しい!しかし、粘るガウ、1発フェイントを入れるとファーぎりぎりへシュート!

 スタンドに、ぽつぽつと散見される紫色だけが、幸せの絶頂に揺れる。待っていたJ初ゴール。

 この後、前俊のFKを再びカズが決め、シミュレーションで林健太郎が2枚目の黄紙をうけてピッチから姿を消した時点で、試合の大勢は確定したのだった。
 
 さて、完勝!といいたいところだが、課題は多い。今日の試合、DFをあざ笑うような決定機は、実は10回位はあったのだ。川崎Fの6−1を上回ってもいい試合内容だったのだ。それを決め切れない病的なまでのテンパイモードは、決して解消されていない。それでもこれだけのスコアになったのは、個、つまり初先発の若者によって成されたように思う。彼は今後、さらなる研究対象となり、苦しむだろう。そんなとき、彼らの研究対象のセカンダリーとなった連中の、「冷静なる」仕事を期待してやまない、なんて、今日は一昨年の大宮戦以来のステキな東京ナイトだぜ。はん!
 ああ、いい酒だった。これだから、やめられないんだ。
 酔って文章を練ることはやめようと日頃誓っているのだが、今日は許したまえ。


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2005年03月06日

開幕って気分にならないのは、身に堪える寒さのせいなのか

 ここのところお仕事に体力を奪われ、夕方の臨時出社前に、重いPCを背負って下北のTREBLEに行ったまではよかったのだが、予想外の満員御礼に立ち見観戦を諦め、店を後にしてしまう。ちょっと病んでる。
 なんとかかんとか休日の孤独の作業を終え、帰宅。

 速報系サイトで、結果を見る。う〜ん。
 ニュースで、服部のヘディングスルーを観る。う〜ん。う〜ん。
 もう、HFは届かない。う〜ん。う〜ん。う〜ん。

 とりあえず、今抱えているものをクリアにしないと。勿論、心も。そうしたら、春風の待つスタジアムに向かおうと思う。

 さて、最近(正月以来放置で最近もクソもないだろ、という突っ込みサンクス)の筆者の興味といえば、安芸FCブログの「主語のない、思わせぶりな」数々の企画宣言だ。ここの主宰者は、もしかすると本気で「近い将来広島に2つ目のJを」という野心を抱いているのか、と思わせるような内容が散見され、どきどきしながら、いや、微笑ましく見守っているのだ。
 もし、それがまさかの現実となったら、僕はどうするかな。実際、極度のマイノリティ志向な自分にとってはヨダレものの夢物語なのだけどな。
 安芸FCには大きな問題がある。U−12、U−15、U−18と各カデゴリーがあり、U−12は県内最強レベルにありながら、小6、中3といった昇格タイミングで、某J下部組織(笑)中心にその逸材を他に奪われ、先細ってしまうのだ。特に選手権という夢のあるU−18カテゴリーに残る高校生は非常に少ないようだ。U−12については早生まれ等フィジカルのハンディを指導者が見抜けないといった理由で、安芸に残った選手がその後大きく伸びる選手も多いようなのだが(キムタツや今年サンフユースに昇格する選手を輩出)、U−18となるとそうもいかないのだろう。その厳しい状況は、先日の中国プリンスリーグ参戦決定戦で如水館に0−7という大敗を喫してしまったことでもわかる。ほんの1年半前、福島でのクラブユース選手権で浦和ユース相手に素晴らしい戦いをしてみせたチームであるにもかかわらず、相当運営は厳しいのだと想像させられる。
 ユースには地区の線引として、「中四国」というものがよく使われる(1チームもない県もあるので、こう区切るしかないのだろう)。つまり現在殆ど中四国では見合うレベルのユースチームがいないサンフユースが浮いた存在となっているこのカテゴリーに、これから愛媛、徳島を始め、Jの動きを見せる岡山、JFLの鳥取などの下部が充実し、かつ全日本ユース選手権やJユース選手権が歴史を刻めば、安芸U−18も恐らく人材の確保がやりやすくなるだろうか、今日明日の話ではないところが辛いところだろう。
 というわけで、この辺の構造問題に業を煮やした主宰者は、チームを超えた何らかの取り組みを目論んでいるようだ。その意気込み、行動を楽しみにしている。
 「呉ポートピアパークに専用スタジアムを建て、矢野だけでなく呉や島嶼部がサポの中心となり、そのプロヴィンチア(決め付けるなってか)をバックアップする」なんて空想するだけでも、楽しいではないか。橙色に染まる海の向こう側に、20数年前、燃えに燃えた江田島の山の稜線を背景とした黄昏どきに、宙を舞うボール。気絶しそうな美しさが脳内いっぱいに描かれるのだ。
posted by matsu at 02:27| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月17日

ことよろ

あけましておめでとうございます(遅っ)。

 「何もなかった」昨年11月の浦和戦、所謂「平成16年関東未勝利確定試合」、あれに参ったワケ。ある意味降格時よりも酷い、無味乾燥な1日だったもの。1年間の疲れ・虚しさが噴出し、プライベートの不健全な心持と重なって、弊サイト放置も当然の帰結。まあ、開設以来何回目の放置ですか?、という突っ込みに屈することはありません。ええ。やはり更新したい、と思わせる希望が必要なんだ。え、ユース?う〜む、生来のマイノリティ指向がユース指向に繋がっていた訳で、あれよあれよと全国区になってしまったことで、ひっそり応援する楽しみが薄れてしまった。クラブユース@福島でぽつんと応援してたの、つい1年半前だよ。恐ろしい。というか、かつて情報の隙間だったユースは今や確実にそこかしこで情報が拾える時代となり、うちが情報提供する必要性が少なくなったんだよな。寂しいことだが。もう、随分と現地でメモ書きを行っていない...

 さて、なんとなく更新頻度が微妙に親近感を覚える某Yフドットコムに歩調を合わせつつ(祈お絵描き中心型サイト復活。「マナ絵」待ってます)、今年もチンタラ更新していきます。何が強迫観念になってるって、そりゃシーサーのアクセス解析に出てる数字に決まってるやないの。
posted by matsu at 20:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月23日

サンフ3−2磐田

秋風の
ヴィオロンの
節ながき啜泣
もの憂き哀しみに
わが魂を痛ましむ。

時の鐘
鳴りも出づれば
せつなくも胸せまり
思ひぞ出づる
来し方に
涙は湧く。

落葉ならね
身をば遣る
われも、
かなたこなた
吹きまくれ
逆風よ。

(ポール・ヴェルレーヌ/秋の歌 訳詩:堀口大学)

 とまあ、某「枕草子」ライクな冒頭モードで始めてみた(いつか怒られるよ、俺)のだが、そんな心境を幾日も幾日もひきずりっぱなしで過ごすしかなかった2004年の晩秋。しかし、漸くこの「逆風」を突き抜けてくれた我らが同志に労いの言葉を投げ掛けずにはいられない、そんな安堵感に満ちた気分なんだ。

 さて、例のごとくカワハギの肝醤油等で進みに進んだ日本酒によって泥酔でありながら、しっかり情報をシャットアウトしてふらふらとロールしながら帰宅。実はこの飲み会、こともあろうに「川崎Fロンターレ昇格やったね祝勝会!で手前に俺達の幸せ気分を充分に見せ付けてやるぜ」という酷い趣旨で誘われた会であった訳だが、お気楽な連中は、この俺様が情報を遮断していることをエサにしこたま吟醸酒を幸せな胃袋に流し込みつつ「え〜っと、きょうのじぇいわんの結果は、おおっとぉ、あぶないあぶない。言いそうになっちゃったよぉ」「前半はと、おっとがんばってるねえ、がしかし後半は...ふふん」と微妙なキーワードをちらつかせつつどんどんご機嫌になる。「え〜と、俺達はキミ達と違って次は勝ち点100と100得点を同時にゲッツか(ニヤリ)、おっと、キミのところも打ち合い..おっと口が、まあ、がんばった”けど”ね」。”けど”だと〜!つまり最後はいつもの流れかよ、と後から振りかえれば完全なガセワードにうるうるする僕(←前述一人称「俺様」から既に降格)。そんな状況で帰宅したのであった。
 さて、ぐるぐる回る部屋の風景と格闘しつつVTRスタート。最初の5分位はちょっといやらしく支配されたものの、どうにも磐田らしくない。20番のDFがありえないパスミスや空振りで地に足が着いていないのが原因か、それにしても中盤でチンチンにもて遊ばれたかつての強いジュビロ的雰囲気は陰を潜める。そうこうするうちに、来期の契約も怪しい怪物チアゴがその20番の頭をフワリと超えるパス、最近評価ガタ落ちのコウジにぴたりと合う。このトラップが実に絶妙で、キーパーが触れないところへボールを押し出し、今日最もファンタジーとの評価高い岩丸GKの指先をあざ笑うようなラストパスがチアゴへ。難なくゴール!PK以外の初得点おめでとうってもう年の瀬ですから〜、残念!それにしても、よくアスリートマガジン誌で広大の監督が記述されていた、「オープンゴール(GKの存在しないマウスへ流し込むゴール)こそが得点の最も理想的なパターン」という言葉がよぎる。このようなゴールはサンフではあまりお目にかかることがないのだ。
 この後も最近素敵過ぎるカズのラストパスやコマの久々のグッドクロスでペナ内で際どいシーンを連発。磐田がおかしいのか、うちのポテンシャルが効率よく発揮されているのか、これはスタジアム観戦者にとっては心地よい試合だったに違いない。酔いが醒めるね。磐田も福西が1発ドンピシャで頭に当ててきたシーンがあったが、下田の正面に行くあたり4年振りに勝ち運があるのかとも思わせた。

 後半開始早々にも、大木から左サイド服部へと渡り、「あんまりみたことがない服部さんのファーサイドへの精度の高いクロス」がGK、DFの頭上を美しく通過、走り込んだコウジにドンピシャ。これも1点目に負けない美しさだった。こりゃあ、ちょっと出来過ぎだ。逆に怖い。

 ...。
 なんでこうなるのだろう。真上にパンチしてしまった下田、誰も福西につかないDF、大木のありえないクサビ処理ミス、普通にみていて今日は安心だと思っていた後半15分までのしっかりした守備が嘘のような、毎度のパターン。酒が回る。もう寝る、みたくない。2−0が、あっという間に2−2。一体何度目なんだ、この不甲斐ないパターン。

 そんな流れだったの中、いつものように前俊登場。あと10分、厳しいねえ。ところが、今まで「蹴るな」と散々弊サイトで文句を垂れてきたバックラインの1枚、吉田からのロングフィードを、さすがの電柱モリツァが「物凄くそのポイントを精度高く狙ったとはっきりわかる」スーパーねじりヘッド、前俊の前にほんの少し存在したスペースゾーンへ。さてどうする俊介。と、ここで俊介、ドリブルの予想を覆し、落ち際2バウンド目をなんとファーへ。GKはニアに若干体重が掛かっていたせいか、触れない。勝ち越し!前スンスンス〜ン!(と脳内ではzoom-zoomのメロディエンドレス)

 これで決まった。何かが変わってくれるような予感の香りただようシーン。後に振りかえったときにそうであって欲しい、そんなプレイ。ちょっと不安な残り10分をしっかり戦ってくれた彼らの姿に安心し、そのまま夢の中へ...

posted by matsu at 02:01| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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